スノーピークの焚き火台は、薪を燃やす焚き火だけでなく、炭を使ったバーベキューにも対応できる人気アイテムです。厚みのあるステンレス製で安定感があり、グリルブリッジや焼アミなどを組み合わせれば、本格的な調理スペースを作れます。
ただし、焚き火台本体を購入するだけでは、基本的に焼き網を載せたバーベキューはできません。この記事では、必要なオプション、S・M・Lの違い、炭の量や組み立て方まで分かりやすく解説します。
スノーピークの焚き火台でバーベキューはできる?
結論からいうと、スノーピークの焚き火台ではバーベキューができます。焚き火台の上にサイズの合ったグリルブリッジを設置し、その上に焼アミを載せるのが基本形です。
焚き火台は逆四角錐に近い形状で、開くだけで設置できます。収納時は平らになるため、厚手のステンレスを使用している割に持ち運びやすいことも特徴です。設営時に複雑な部品を組み立てる必要はありません。
本体だけでは焼き網を安定して固定できない
焚き火台本体の縁に市販の網を直接載せる方法はおすすめできません。網がずれたり、食材を載せた際に傾いたりする可能性があるためです。また、火床と網の距離を調整しにくく、強火になり過ぎることもあります。
専用のグリルブリッジには焼アミを安定させる役割があり、高さを変えられるモデルでは炭との距離も調節できます。安全性と調理のしやすさを考えるなら、焚き火台と同じサイズの純正品をそろえるのが基本です。
スターターセットにも焼アミは含まれない
購入時に注意したいのが、焚火台スターターセットの内容です。一般的なスターターセットは、焚き火台本体、ベースプレート、炭床、収納ケースをまとめたものです。名称に「スターターセット」とありますが、グリルブリッジや焼アミは通常含まれていません。
セット内容は販売時期や店舗によって異なる可能性があるため、商品ページの付属品欄を必ず確認してください。
焚き火台S・M・Lを比較|バーベキューに適したサイズは?
スノーピークの代表的な焚き火台にはS・M・Lがあります。サイズを選ぶときは人数だけでなく、焼きたい食材、車載スペース、重量も確認しましょう。
| サイズ | 使用時の寸法 | 本体重量 | 人数の目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| S | 約285×285×205mm | 約1.8kg | 1~2人 | ソロ、少量の焼き物 |
| M | 約350×350×248mm | 約3.5kg | 2~4人 | 夫婦、少人数の家族 |
| L | 約455×455×315mm | 約5.5kg | 4~6人 | ファミリー、グループ |
寸法と重量は代表的な現行モデルの公表仕様を基準にしています。型番や仕様変更によって数値が異なる場合があるため、購入前にはメーカーの商品情報も確認してください。人数は食材の種類や一度に焼く量によって変わる目安です。
ソロや2人ならS
Sは収納しやすく、少人数のバーベキューに適しています。肉や野菜を少しずつ焼くスタイルなら十分ですが、大きな焼アミで複数の食材を一度に調理したい場合は手狭に感じやすいサイズです。
本体だけでも約1.8kgあり、炭床やグリルブリッジなどを加えると総重量は増えます。徒歩や公共交通機関を使うキャンプでは、軽量な焚き火台と比較して持ち運び方法を検討する必要があります。
迷ったら汎用性の高いM
Mは2~4人程度で使いやすく、サイズと重量のバランスが取れています。少人数のバーベキューから焚き火まで対応しやすいため、「大き過ぎる道具は避けたいが、Sでは焼く面積が足りない」という人に向いています。
家族やグループならL
Lは広い火床を確保でき、4人以上で食材を囲む場合に便利です。長めの薪も扱いやすく、バーベキュー後に焚き火を楽しみたい人にも適しています。一方、本体だけで約5.5kgあるため、専用オプションを含めると相応の重量になります。基本的には車で運ぶオートキャンプ向きです。
バーベキューに必要な道具と選び方
スノーピークの焚き火台をバーベキュー仕様にする場合、次の道具を用意します。S・M・Lで規格が異なるため、サイズを混在させないよう注意してください。
- 焚き火台本体:炭や薪を燃やす土台
- ベースプレート:灰や火の粉が地面へ落ちるのを抑える
- 炭床:炭を適切な位置で燃焼させ、使用量を抑えやすくする
- グリルブリッジ:焼アミを安定して設置する
- 焼アミ:肉、魚、野菜などを焼く
- 火ばさみ・耐熱グローブ:炭の移動や熱い器具の取り扱いに使用
- 炭・着火剤・ライター:火起こしに必要
炭床は用意したほうがよい
炭床を入れると炭の位置が高くなり、焼アミまでの距離を適正に保ちやすくなります。焚き火台の底まで大量の炭を入れる必要がなくなるため、バーベキューでは用意したいオプションです。
炭の量は、Sなら約0.5~1kg、Mなら約1~1.5kg、Lなら約1.5~2kgを最初の目安にしてください。ただし、炭の種類、調理時間、気温、風の強さで必要量は変わります。最初から全量を燃やさず、火力を見ながら追加すると無駄を抑えられます。
ベースプレートだけで地面を完全に保護できるとは限らない
焚き火台を使っても、熱が地面へ伝わる可能性はあります。特に芝生、乾燥した地面、ウッドデッキでは注意が必要です。キャンプ場のルールに従い、ベースプレートや対応するスタンドに加え、必要に応じて難燃性の焚き火シートを使用しましょう。
焚き火シートは製品ごとに耐熱性能や使用条件が異なります。シートを敷けばどこでも使えるわけではなく、直火禁止だけでなく焚き火自体を禁止している場所では使用できません。
焚き火台でバーベキューをする手順
1.平らで燃えやすい物がない場所を選ぶ
テント、タープ、枯れ草、車などから十分な距離を取り、安定した平地に設置します。強風時は火の粉が広範囲へ飛ぶため、中止も含めて判断してください。屋内や換気の悪い場所では、一酸化炭素中毒の危険があるため絶対に使用してはいけません。
2.本体と周辺パーツを設置する
ベースプレートを置き、その上で焚き火台を開きます。炭床を中央に入れ、グリルブリッジを確実に取り付けます。ぐらつきや部品の浮きがないか、着火前に確認しましょう。
3.炭に着火して20~30分ほど待つ
着火剤の上に炭を空気が通るように組み、火をつけます。一般的には、炭の表面に白い灰が回り、中心部が赤くなった状態が調理開始の目安です。着火直後の炎が高い状態で肉を載せると、表面だけが焦げやすくなります。
ガソリンや灯油などを着火剤代わりに使用してはいけません。また、燃焼中に着火剤を継ぎ足す行為も危険です。
4.強火と弱火のゾーンを作る
炭を全面へ均等に広げるのではなく、片側を多め、反対側を少なめにすると火力を使い分けられます。強火側で焼き色を付け、弱火側で中まで加熱する方法は、厚い肉や焦げやすい食材に有効です。
食材を詰め込み過ぎると焼きムラが出やすいため、焼アミの面積の6~7割程度を使うイメージで並べます。生肉用と食事用のトングは分け、肉は中心部まで十分に加熱してください。
5.炭を完全に消火して片付ける
使用後の炭は火消し壺に入れ、完全に消火します。水を焚き火台へ急にかけると、高温の蒸気が発生するほか、本体の変形や周囲への灰の飛散につながる可能性があります。キャンプ場指定の炭捨て場がある場合は、そのルールに従って処理してください。
本体や焼アミは、素手で触れられる温度まで十分に冷ましてから収納します。ステンレス表面が変色しても、加熱による自然な変化である場合があります。
購入前によくある疑問と失敗しないポイント
市販の焼き網で代用できる?
寸法上は載せられる網もありますが、固定できない場合は落下ややけどの原因になります。代用品を使う場合でも、グリルブリッジに安定して収まり、荷重をかけてもずれないことを確認しなければなりません。確実性を優先するなら専用の焼アミが安心です。
薪の火でバーベキューをしてもよい?
薪でも調理できますが、炎が上がっている間は火力が安定せず、すすが付きやすくなります。薪を使う場合は、炎が落ち着いて熾火になってから焼き始めるのが基本です。一定の火力を保ちやすく、煙も比較的抑えやすいのは炭です。
使用後のお手入れは必要?
本体は冷却後に灰を取り除き、乾いた布などで汚れを落とします。水洗いした場合は水分をよく拭き取り、完全に乾燥させてから収納してください。ステンレスでも、塩分、油汚れ、異種金属との接触や湿気などの条件によって、もらい錆が発生することがあります。
焼アミには脂や焦げが残りやすいため、温かいうちに専用ブラシなどで大まかな汚れを落とし、冷めてから洗うと手入れしやすくなります。
結局どの組み合わせを買えばよい?
初めて購入するなら、利用人数に合う焚火台スターターセットに、同サイズのグリルブリッジと焼アミを追加する構成が分かりやすいでしょう。1~2人ならS、2~4人ならM、4~6人ならLが選択の目安です。
持ち運びやすさを優先するなら小さめ、一度に焼ける量と焚き火の迫力を重視するなら大きめを選びます。購入前には、本体だけでなくオプションを含めた収納寸法と総重量も確認してください。
各モデルの特徴やセット内容、ほかの選択肢まで比較したい方は、スノーピークについてさらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
まとめ
スノーピークの焚き火台でバーベキューをするには、本体に加えて炭床、グリルブリッジ、焼アミを用意するのが基本です。スターターセットにも焼アミやグリルブリッジが含まれないケースがあるため、付属品を確認してから購入しましょう。
サイズ選びでは人数だけでなく、焼く量、重量、車載スペースも重要です。迷った場合は2~4人に対応しやすいM、家族やグループで広く使いたい場合はLが候補になります。正しい設置と消火方法を守り、焚き火とバーベキューの両方を安全に楽しんでください。
スノーピークの焚火台は本体もオプションも現行ラインナップが豊富。サイズ別の在庫はこちらから。

